電気料金の値上がりが気になる昨今、どれほどの値上がりになるのかシミュレーターを作りました。
以下に基本料等の電気料金としてかかってくる物を新旧比較して掲載しました。
今回は東京電力と東北電力で見ていきます。
基本料金の比較
基本料金(旧料金→新料金)
契約アンペア | 東京電力 | 東北電力 | ||
旧 | 新 | 旧 | 新 | |
10A | 295.24円 | 変更なし | 330円 | 369.60円 |
15A | 442.86円 | 変更なし | 495円 | 554.40円 |
20A | 590.48円 | 変更なし | 660円 | 739.20円 |
30A | 885.72円 | 変更なし | 990円 | 1,108.80円 |
40A | 1,180.96円 | 変更なし | 1,320円 | 1,478.40円 |
50A | 1,476.20円 | 変更なし | 1,650円 | 1,848円 |
60A | 1,771.44円 | 変更なし | 1,980円 | 2,217.60円 |
東京電力は頑張ったようです。と言うか先月だったか上がっていました。。
東北電力も多少の値上げに留めてくれています。
電力量料金の比較
従量電灯Bの電力量料金(旧料金→新料金)
電力量 | 東京電力 | 東北電力 | ||
旧 | 新 | 旧 | 新 | |
120kwhまで | 19.91円 | 30.00円 | 18.58円 | 29.71円 |
120kwh超え ~300kwh以下 |
26.51円 | 36.60円 | 25.33円 | 36.46円 |
300kwh超え | 30.60円 | 40.69円 | 29.28円 | 40.41円 |
この2社の値上がりも凄いですが、
もっと凄いところもあります。
それは後日記事にします。
基本料金の上りはまあ良しとしたとしても
電力量料金は東京電力の10.09円の値上がりに対し東北電力は11.13円の値上がり。
旧料金に数円の差がありましたが新料金になり東京電力と東北電力はほぼ同額になりました。
電力量料金での値上がり率
これ1kwhに対しての値上がりなので
一般家庭は400kwhほど使用すると思われるので以下に計算結果を示します。
(旧料金→新料金)
電力量 | 東京電力 | 東北電力 | ||
旧 | 新 | 旧 | 新 | |
120kwhまで | 2,389.2円 | 3,600円 | 2,229.6円 | 3,565.2円 |
120kwh超え ~300kwh以下 |
4,771.8円 | 6,588円 | 4,559.4円 | 6,562.8円 |
300kwh超え | 3,060円 | 4,069円 | 2,928円 | 4,041円 |
合計 | 10,221円 | 14,257円 | 9,717円 | 14,169円 |
電力使用量だけでこれだけの値上がりです。
ここに基本料金、燃料費調整額、再エネ賦課金がプラスされます。
また、最終的な値上げ率は東京電力は15.9%で東北電力が25.47%。
上記の値上げ率を見ると
東京電力が約39.5%
東北電力が約45.8%
と言うことになります。
嘘?・・・・詐欺???ではありません。
その答えは後程明らかになります。
燃料費調整額の比較
ここまでを踏まえて考えると5月までの燃料費調整額を見る限り相当の痛手になりそうです。
が・・・6月の燃料費調整額を見ると
5月分 | 6月分 | |
東京電力 | -1.87円/kwh | -8.78円/kwh |
東北電力 | -3.53円/kwh | -8.87円/kwh |
5月分と比べると相当下がっているのが分かります。
軽減措置によりここの部分でマイナスしてくれると言うことです。
もう一つ電気料金としてかかってくるものが再エネ賦課金と言うものです。
これは今年度一律で1.4円/kwhかかります。
/kwhとは400kwh使用したとすると
1.4×400と言うことになります。
※再エネ賦課金は小数点以下切り捨てとなります。
燃料費調整額も同様
-8.78×400と言うことになります。
詐欺・・・・???
と言うことにはならない証明として
以下の比較プログラムを使用してみてください。
比較シミュレーション
40A、400kwhとして計算しています。
東京電力 | 東北電力 | |||
5月分まで | 6月分から | 5月分まで | 6月分から | |
基本料 | 1,080.96円 | 1,080.96円 | 1320円 | 1,478.4円 |
電力量料金 | 10,221円 | 14,257円 | 9,717円 | 14,169円 |
燃料費調整額 | -748円 | -3511.99円 | -1,412円 | -3,547.99円 |
再エネ賦課金 | 560円 | 560円 | 560円 | 560円 |
合計 | 11,213円 | 12,485円 | 10,185円 | 12,659円 |
上記の結果から改めて値上げ率を計算すると
東京電力が約11.7%
東北電力が約24.3%
となり発表された値上げ率より若干低くなっています。
これは自由料金の値上げ率との平均値を取っているからかと思われます。
※自由料金とは各電力会社が自由に決められるプランの料金(夜間にお得なプラン等)。
とは言っても値上がりには変わりないので痛手ではあります。
またこの燃料費調整額の軽減措置は2023年8月までのようなので
2023年9月からは電気料金が例年の1.5倍以上になる可能性があります。
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